中々好評だったので第二弾をさっそく作りました。やはり20分を超える音声入りの動画のため、デモの記録・編集・エンコード・アップロードと全ての工程を完了させるのにかなりの時間を消費します。四大マップの基礎的な守備および攻めを全てやるつもりなのでチンタラやっていたら1年近くかかってしまいます。そのため休日で暇な時に出来るだけ作ってしまうことにしました。今回はdust2のB及びセンターの基礎的な守備方法です。
このブログを立ち上げた時から四大マップの基礎的な守備方法のTIPSを書こうと思っていたのですが、やはり文章だけではイマイチ分かりにくいのではないのかと思い、自分のボイス入りの動画にしてみました。流石に基礎的な事だけでも言うべき事が多く、かなり掻い摘んだつもりなのですが結構な長さになってしまいました。今回はdust2のロングの守備方法をM4とAWPに分けて説明しています。何を言うか最初にまとめたりしていなかったのでちょっと日本語おかしい時がありますがスルーしてください。Youtubeは10分以上の動画をアップできないようなので、四パートに分けてアップロードしておきました。全部で20分強ありますが、初心者から中級者辺りのプレイヤーには参考になると思います。しかし自分の声というものはいつ聴いてもなんか変な気分になりますね。
先月行われたIEM Global Finalでの準決勝、Navi vs SKからピックアップ。現在CTが圧倒的に不利であるdust2で、もはやスタンダード配置2-3(B側の守備が2人、A側の守備が3人という意味)では双方にそれなりの実力差が無い限り中々勝つことは出来ない。そこで海外のトップチームではある部分を捨てて、特定の場所を重点的に守ることによってアドバンテージを得ようとしている。今回の陣形は開幕4-1から、1-3-1という特殊なセンター潰しだ。
説明 シーン1 Bから速攻でBトンにグレを入れつつ詰める。敵が見当たらない場合はそのままBトン上に残って待機。待つ場所は有利ポジションならどこでもいい。重要なのはBトン上で待機し、敵が詰めてくるところを潰すことにある。
シーン2 開幕速攻でSGを動画ので投げている場所に入れる。残念ながら日本にはAllureのShibusawaのような16bitを身内に公言して開き直っているクズが多いのでSG一つでは心もとないが、本来(相手が32bit)ならばTベースからAWPでセンターを覗く敵にまず撃たれる事はない。そのままBトン下に詰めてシーン1の味方とBトン上を挟撃する。基本的にシーン1のプレイヤーより若干速くBトン上を覗けるので、動きはこちらが合わせるように心がける。Bトン上がクリアならばシーン1のプレイヤーのその場を任せてBトン下へ向かい、センター潰しに回る。この配置は本来の2-3の配置でロングを守備するプレイヤーが行うが、事前に打ち合わせして別のプレイヤーに向かわせても問題はない。また、Bトン上に敵が詰めてきていない場合は、この動画のプレイヤーのように常時スニークで動くべきだろう。敵はこちらのセンターのSGによってBトン下を警戒してはいるが、CTが潜んでいるという確信はもっていないのでそこに漬け込む隙が出来る事がある。
シーン3 広場からセンターをAWPで狙う。Bトン下の仲間(シーン2)が潰されるまでまず広場に敵が突っ込んでくるという展開は考えられないので、敵にプレッシャーを与えるようにガンガン勝負していこう。
シーン4 最初にBに向かってBトン上に対して壁抜き。この壁抜きは敵が速攻でBトン上に詰めてこようとすると直撃するので、Bトン上に詰めている仲間(シーン1と2)へのカバーになっている。仮にBトン上で交戦が行われたら、自分もBトンに向かうか、B中でキャンプしておくといいだろう。その後全速力でキャットに向かう。これによりシーン2(Bトン下)、3(広場)とこのプレイヤーによるトライアングルのセンター潰しの形になる。
シーン5 ロングを単独で抑えに向かう。このプレイヤーの役割は守備というよりスカウトであり、絶対に即死してはならない。敵のロングラッシュを警戒しつつディフェンシブに動こう。味方の情報次第ではAトンに詰めるのも有効だ。
最後のオーバービューを見てもわかるように、この陣形はまずBトン上を抑え、その後センターを3人で潰すことに重点をおいている。グレをほとんど使わないガチンコ勝負となるが、同様に相手もグレを使いづらくさせる陣形でもある。トライアングルになっている3人は釣りの法則を強くイメージして敵の前進を叩く必要がある。また、それなりの奇策故、1試合に何度も使わず数回に留めておかなければこちらの陣形を読まれて潰される可能性が高い。
こちらはタクティクスとは違ってCT側の陣形を紹介していこうと思います。CSはAIMゲーではなく、戦略と読み合いの勝負です。CT側の陣形を打破するようなT側の攻めが多種多様なように、それを読んだ上で叩き潰す様々な陣形があります。世界の頂点でしのぎを削りあうトップクラン達の試合から参考になるようなものをピックアップして解説していきます。